PALSコースは「講義を受けて学ぶ」スタイルの講習会ではありません。プロバイダーマニュアルを事前に十分学習していただいた内容を「実習を通して確認する」コースです。プロバイダーマニュアルの内容をたった2日間のコースだけで習得することは極めて困難です。事前学習が不十分な場合は、受講いただいても修了証を発行できない、という残念な結果になりかねません。
事前学習の大切さをご理解いただいても、本を読むだけではイメージが掴めないかもしれません。国立成育医療研究センターの研究開発の一環として、PALSプログラムに準じたマネキンを用いたシミュレーションの模様を撮影した動画が作成され、YouTubeで一般公開されています。プロバイダーマニュアルと照らし合わせて動画をご覧いただきますと、実習のイメージが浮かぶでしょうし、学習効果も上がると思います。事前学習だけでなく、コース受講後の復習にも是非ご活用ください。
・小児の評価(救急患者の初期診療)※ 用語の一部にガイドライン2020準拠PALSプロバイダーマニュアルと異なる点があります。
※ 動画では救助者1人によるCPRで、救助者が患者の頭側に位置して胸骨圧迫を行い、バッグマスクを用いて人工呼吸をしていますが、AHAはこの方法を推奨していません。
※ 動画中の特定の資機材の使用を推奨する意図はありません。
※ 多大な労力をかけて動画を作成・一般公開された国立成育医療研究センターの関係者各位に心より感謝いたします。